「吹き替え映画」を聞き流しながらライティングすると自分でも驚くほどスラスラ書ける時がある。(適度なノイズは創造性を高める)

2018年8月24日

私はライターやEbook執筆など、主に「書く仕事」をしています。思うように書けなくなったり、ライターズ・ブロックと言われるようなどうにも書けなくて苦しい状態になることもあります。

そんな経験の中で「うぉっ、スラスラ書ける!」という瞬間が”たまに”あります。

それが「吹き替え映画を流しながら書いている時」です。

私のパソコンはデュアルモニターです。ノートPCにモニターを1つくっつけて、合計2つのモニターがある状態で作業しています。

  • メインモニターを見てライティングする
  • サブモニターに吹き替えの映画を流す

この時に、たまにではありますが、自分でも信じられないほど書ける時があります。

しかもその時は吹き替え映画の内容をだいたい理解しています。文章を書きながら「それはないだろう!」と映画にツッコミを入れたりしています。「物事は1度に1つのことをしなさい」とか「マルチタスクは能率を下げる」とか色々言われているのですが、少なくとも吹き替え映画を見ながらライティングすると、「かなり能率が上がる」ことがあります。毎回上がるわけではないのが玉にキズですが^^;

で、少し考えてみたんですが、吹き替え映画でライティングがはかどる時には、結構な共通点があることに気づきました。

それが以下です。

  • 字幕映画ではなく「吹き替え映画」だ
  • 映画の内容に興味や関心が”ほどよく”ある
  • 書きながら映画の内容を理解している
  • リサーチや勉強など「インプットの時」には映画は逆に邪魔になる
  • 創造的な状態にとどまるためには「適度なノイズ」が効果的らしい
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字幕映画ではなく「吹き替え映画」だ

字幕映画ではなく、「吹き替えの映画」を見た時に、ライティングの効率が上がります。

これは結構当たり前ですね。字幕映画だと字幕を見なければならないので、ライティングどころではありません。また英語の音声だけを聞いていても「ストーリーを理解できない」ので、今名づけた「ライティング・テンション」成るものが上がりません。結果として「スラスラ書けない」という感じです。

でも吹き替え映画だと、ただ聞き流しているだけで大体のストーリがわかります。するとその映画世界を感じてテンションが上がりながらも、その映画によるテンションアップが同時にライティング・テンションのアップに繋がっているように感じます。

トップレベルのセールスライターは「日本映画を流しながら」ライティングしている

また、私が日本のインターネット・ビジネスの世界での「セールスライティング」で注目している宇崎恵吾さんと本條勇冶さん、という方がいます。

2人とも「セールスレター1本書いて、その商品が売れるごとに売上の何割かをもらう」という、インセンティブ形式の報酬形態でライティングしているようです。ちなみに宇崎さんは月に1000万円の収入。本城さんは月に億いっているようです。

その宇崎さんが「日本映画を流しながらライティングしている」と言っていました。

二人とも数週間ほどで、私から見ると圧倒的に高品質なセールスレターを書いているように見えます。もしかしたら「日本映画を見ながら書いている」からなのかもしれません。本城さんはライテイングの時にどうしているのかはわかりませんが。

映画の内容に興味や関心が“ほどよく”ある

また、映画の内容に「ほどよく感心」があります。

面白くない映画や、理解しにくい映画ではライティング・テンションは上がりませんでした。逆に、興味がありすぎる映画だと逆にライティングに集中できませんでした。ライティングよりも映画の方が気になってしまって^^;。

私は最近はアクション映画が単純で好きなのですが、そのような「動きの多い映画」もなかなか「音声を聞いているだけでは」内容が入ってきませんでした。

ですから、セリフが多い「ドラマ要素の大きい映画」がいいかもしれません。なおかつ、内容が聞くだけで理解できるような、そこそこ単純なストーリー。条件が厳しいような気がしますが、そんな映画が良いように思います。

書きながら映画の内容を理解している

重複になりますが、そのような映画だと、書きながらもその映画の内容を理解しています。

内容が理解できないような映画だと、ライティング・テンションは上がりませんでした。ライティングしながらも映画内容を理解し、「それはないだろう」「こうした方がいいのに」などと感じることができる状態です。

また、映画のクライマックスなどでは、ライティングを中断して、映画の方を見たりしていました。また、見逃した(聞き逃した)部分があったら巻き戻して見たりもしていました。

それくらい、映画内容をほぼ理解していたように思います。

リサーチや勉強など「インプットの時」には映画は逆に邪魔になる

クライアントに依頼されたテーマなどの記事をライティングする時、そのテーマに関してリサーチ(調査)します。ネット検索したり本を読んだりします。

そのような時は逆に映画は邪魔でした。本を読む時に映画が邪魔になるのは当然かもしれませんが、テーマについて調べるためにネットサーフィンしている時でも、映画が邪魔でした。

これはおそらく、知識や情報をインプットする脳の部分と、映画を聞き流してその情報が入ってくる脳の部分が同じだからのような気がします。だからぶつかってしまって、逆にリサーチの能率が下がる、と。

逆にライティングの時のような「アウトプット」の時は、もしかして映画を聞き流すことで「インプットの部分を遮断」できるのかもしれません。

イメージとしてはインプットを担当するのは左脳で、ライティングなどのアウトプットをするのは右脳、といった形です。ライティングの時に映画を聞き流すと、もしかしたら、この左脳のインプット部分がうまい具合に遮断されて、ライティング能力が上がるのかもしれません。

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創造的な状態にとどまるためには「適度なノイズ」が効果的らしい

できる人はダラダラ上手: アイデアを生む脳のオートパイロット機能 | アンドリュー・スマート, Andrew Smart, 月沢李歌子 |本 | 通販 | Amazon

という本に、面白い内容があります。

「創造的な状態にとどまるためには、ノイズを聴くと良い」そうなのです。

これはノイズ理論の中の「確率共鳴」という概念?でしっかりと説明できるそうです。

脳というのは非線形のシステムです。カオスな混沌としたシステムです。

線形システムな何かを入力すると、数学的に予測できる形で何かが出力されます。1+1=2のように、計算で予測可能なのが線形システムです。

脳はこれとは逆のシステムです。

何かを脳に入力しても何が出てくるのか(何が出力されるのか)を予測することができません。これが非線形システムです。カオス理論の中のバタフライ・エフェクトというモノがあります。どこかの蝶のはばたきが、遠く離れた場所にハリケーンを起こす、というモノです。このように非線形システムには入力するものと出力されるモノに関連性を見出すことができません。

と前置きが長くなってしまったのですが、ポイントは「脳は非線形システムである」という部分です。

そしてこのような非線形システムに「ノイズ」を入れると、整合性を持った出力がされるようなのです。それがノイズ理論であり「確率共鳴」という概念のようです。詳しくは難しい&私も理解していないのですが、脳が非線形システムであるならば、そこにノイズを入れることで「良質な出力」がされるようなのです。

具体的には、実験によると「70dBのホワイトノイズ」を聞きながら作業をしたところ、最も創造的な状態を保つことができたそうです。

ホワイトノイズというのは全ての周波数成分が含まれた音声のことです。7色の虹などの全ての光を足し合わせると「白く」なります。その音声バージョンがホワイトノイズです。これを70dBのボリュームで聞きながら、創造的な作業をしたところ、最も創造的な状態を保つことができたそうです。

仕事などでも自宅で静かなところでするよりは、カフェなどのガヤガヤしたところでしたほうが、仕事がはかどる、ということは経験的に言われています。また子供が勉強するときは、自分の部屋でただ1人勉強するよりは、家族がいる居間などで勉強した方が成績が上がる、ということも言われています。あとは雨音などの音声を聞きながら、仕事をするとスピードが上がる、ということも言われています。

これらは全て、「ノイズが脳という非線形システムに好影響を与えた結果」かもしれません。

私はライティングの時に吹き替え映画を見ると能率が上がるのは、「映画がこのノイズの役目を果たしている」からではないかと考えています。

そう考えると、説明ができます。

他の効果的なノイズ(予想&経験から)

「ノイズ」という意味で、今まで私が経験した「ライティング能率が上がるモノ」は以下になります。

  • 吹き替え映画
  • 雨音
  • クラシック音楽(静かなテンションが上がる)
  • Jポップ(熱いテンションが上がる、その後副作用で疲れる感じがある)

他には巷で言われていることとしては、「カフェ内での人の話し声」などがあります。

自分好みのノイズをオンラインで聴けるWebサービス「Noisli」

他にも自分好みのノイズを創りだしてオンラインで聴けるWebサービスもあります。「Noisli」というサービスです。「雨音」や「雷の音」「カフェの音」などを組み合わせて、オリジナルのノイズを作ることができます。

以下の記事で紹介しています。

こいつはいいぞ!自分好みのノイズ音を作り出せるWebサービスNoisli

。。。

という感じで、ライティングには「吹き替え映画を聞き流す」や「日本映画を聞き流す」と良いかもしれません。

また、ノイズに注目すれば「雨音」や「クラシック音楽」などなど、が良いかもしれません。今この記事はクラシック音楽を聞きながら書いているのですがいい感じです。スラスラ書けています。

(これまでの内容と少し矛盾しますが、クラシック音楽には「言語が入っていない」ため、脳の”言語を受け取る部分”が活性化せずに、純粋に「言語を出力する部分=ライティング」が高まるような感触があります。)

よければ試してみてください。

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